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Sunday, June 9, 2013

GOEN Conference に参加しました

6月1日に京都で開かれたこちらのGOEN (Global Open Education Network) Conferenceに招待を頂き、参加してきました!

goen


リンクをご覧頂ければわかりますが、梅田さん、飯吉先生をはじめ、manaveeの花房さん、TFJの松田さん、JOCWの福原先生など、豪華たるプレゼンターの方々のお話を伺うことが出来ました。
各プレゼンについてはここでは取り上げませんが(詳しくはTwitter #goen2013)、全体を通して感じたこと、このイベントに参加して感じたことを2つ記しておきたいと思います。

1オープンエデュケーションを取り巻く関係者の多様化


まずびっくりしたのが、こちらのイベント、学生を多く含む20代の参加者の方が多かったということです。
私がオープンエデュケーションに興味をもったのがおよそ1年半ほど前。この頃はなかなか同じように関心をもつ学生を探すのが大変だったことを覚えています。そのため主に大学の先生方、企業の方々の中で興味をもっておられる方と仲良くさせて頂いていました。

しかし、今回のイベントでも感じたのは、学生の中で興味を抱く方が増えてきているということです。プレゼンターの中にも学生の方が何人かいることは、それを特に象徴しているのではないでしょうか。
飯吉先生はGOEN Conferenceを、多様なAction Takerの決起集会と呼んでらっしゃいましたが、まさにその通りで、オープンエデュケーションを取り巻く関係者が多様化(学生、教員、企業、起業家、政府関係者、NPOなどなど)していて、それらの人が一堂に会した素晴らしい時間でした。
これはオープンエデュケーションが日本でも静かに認知が広まりつつあることを示していますし、私のような若い世代にとっては、今後日本でオープンエデュケーションを盛り上げていくための仲間になります。
今回も学生の方何人かとお話しましたが、皆さん深い知見をもたれている方ばかりで、話すのがとても楽しかったです。

2オープンエデュケーションの動きの中での自分の位置づけ


私自身のことになりますが、上に示した多様な関係者の中で、自分はどのようにオープンエデュケーションに関わりたいのだろうか、関わっていくべきなのだろうかと考えていました。
そこで行き着いたのは、私はこれまでの知識や経験をさらに高め、オープンエデュケーションを学問的、そして実践的な両面から捉えられる人になりたいということです。
ビジネスとして動かしていく人や、大学人として動かしていく人、学生として動かしていく人、多様な関わり方がありますが、私は今後さらに関連分野を学び、様々な経験を積み、それらをもってオープンエデュケーションをミクロ及びマクロなアプローチで貢献したいと思っています。具体的にはまだわかりませんが、どこか組織に属してミクロな実践を改善していく取り組み方も面白いでしょうし、専門家たちと知見を深めるのも面白いでしょう。日本のオープンエデュケーションは日本独自のものを目指すべきだと思いますが、そこに海外の知見を参考にすることは大いにできるので、そういう場面でも貢献できればと思います。
最近はオープンエデュケーションに興味のある方々とお話する機会が多く、そのような方々の関わり方、視点、貢献のカタチを俯瞰し、自分にしかできない貢献の仕方、自分だからこそできる貢献の仕方を探ってきましたが、ようやく見えてきた気がします。


せっかく色々な素晴らしい方々と仲良くして頂いているのですから、今後自らがオープンエデュケーションの促進を進めるということをもって恩返ししていきたいと考えています。


そしてもう一つ思うのが、オープンエデュケーションに興味をもち、素晴らしいものだと感じているからこそ、懐疑的な見解をもつことが重要だということです。
こちらの記事→ オープンエデュケーションとTechnological Determinism でも記したように、何かアイデアを推し進めるには賛否両論を取り入れ考えることが必要です。例えば社会企業のイベントなどには社会企業を「いいもの」と捉えている人が多く集まるのではないでしょうか。しかしそこにはきっと反対する人たちの意見が必要です。私はオープンエデュケーションの分野において、その両者の意見を上手く自分の中で冷静に、かつアツくコントロールできる人になっていきたいです。

促進することと懐疑すること、一見相反することのように思えますが、前者を行うための後者と捉えれば、その重要性は見えてくるのではないでしょうか。