7月10日と11日、ICUで行われているGlobal Leaders Studiesで、国会事故調の委員長である黒川清先生と、InnovationやEntrepreneurship等の活動に従事されているWilliam Saito先生のレクチャーがあると以前からうかがっていたので、ICUの教授にお願いして聴講させていただきました。
黒川先生は、『世界級キャリアのつくり方-20代、30代からの”国際派”プロフェッショナルのすすめ』を高校生のころに読んでからずっと尊敬していた方だったのですが、お忙しい中、大変面白く、ためになるお話をしてくださいました。原発事故に関連させながら、ビジネス分野に限らず「境界」のない世界で生き抜くためにはどうすればよいかをお話して下さり、質問もできて、非常に楽しかったです。
そんな黒川先生もOpen Educationの動きにはとても注目なさっていて、Khan AcademyやMITのことに触れ、これまでEducation/Research institutionとしての大学であったのが、これからはLearning を提供するinstitutionへと変わっていくのではないかとおっしゃっていました。大学はまだまだ歴史が浅いものですし、誰でも好きに自由に学べるような機会を提供するinstitutionへと変わる、という動きが大きく興ってもおかしくはないと感じました。
Saito先生もビジネスの話を中心に、世界市場に目をむけ自らの可能性を十二分に発揮するためにはどうすればよいかということをお話してくださいました。
どちらの先生方の話にも共通してるのは、フラットになっている世界で活躍するために「個」の力を磨くことに専念しろ、ということでした。
組織は移って当たり前、自分の成長を優先して生きていくことが大事だと改めて痛感しました。。
参加者は大企業の中間管理職の方がほとんどで、20人程度。とてもフレンドリーで楽しい雰囲気でレクチャーが行われていました。
黒川先生のレクチャーの日には、ICUを今年卒業し、国会の事故調でインターンをしている女性の方にお会いしました。9月からイギリスの大学院に進学するそうで、ギャップをうまく活かして黒川先生の近くでお仕事されているのが羨ましかった!
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